筋膜とは?
筋膜(きんまく、英語で「fascia」)は、体内の筋肉や他の組織を包み、支え、区別する結合組織の一種です。筋膜は、筋肉、骨、神経、血管、臓器など、様々な体の構造を取り囲み、保護する役割を果たしています。また、筋膜は筋肉の動きを滑らかにし、力の伝達を効率的に行うための重要な役割も果たしています。
筋膜は、浅筋膜と深筋膜の2つに大きく分類されます。浅筋膜は、皮膚と筋肉の間に位置しており、脂肪層や血管、神経が含まれます。深筋膜は、筋肉や骨を包むように配置されており、強靭で弾力性のある組織です。
筋膜の健康状態は、体の動きや姿勢、痛みの感じ方に影響を与えることがあります。筋膜の異常や緊張が原因で筋肉や関節の動きが制限されたり、痛みや不快感が生じたりすることがあります。そのため、筋膜の健康を保つことは、体の健康と機能を維持するために重要です。
筋膜リリースは何をしている
筋膜リリースは、筋膜の緊張や癒着を解消して、筋肉や他の組織の柔軟性や可動性を改善するための手技療法です。筋膜リリースの主な目的は、筋膜の硬化や収縮、あるいは他の組織との癒着を解消し、痛みや制限された動きを緩和することです。
筋膜リリースの方法は以下のようなものがあります。
- 手技によるリリース:手技療法士やマッサージセラピストが手を使って、筋膜の緊張や癒着をほぐします。圧力をかけることで、筋膜の緊張を解きほぐし、筋肉の柔軟性を取り戻します。
- ローリングツール:フォームローラーやボールなどのツールを使用して、筋肉や筋膜を圧迫し、リリースを行う方法です。自分で行うことも可能で、自宅でも取り入れることができます。
- ストレッチ:筋膜リリースの一環として、特定の部位をストレッチして筋膜の緊張を和らげる方法もあります。適切なストレッチにより、筋膜の弾力性や柔軟性を向上させることができます。
- 物理療法:超音波、電気刺激、レーザー治療などの物理療法も筋膜リリースの一環として使用されることがあります。これらの方法は、筋膜の組織を刺激して血流を促進し、リリース効果を高めます。
筋膜リリースは、特定の痛みや制限された動きを軽減するために役立ちます。ただし、個人の状態によって最適な方法が異なるため、専門家のアドバイスを受けることが重要です。また、筋膜リリースの前には医師や専門家に相談してから行うことをお勧めします。
当院の筋膜リリース治療
ASTR(アスター)の方法】
手技の方法を一言で表すと「押さえて伸ばす」です。
正確には「プレポジション」「フックポジション」「ストレッチポジション」の3段階に分けて行います
1. プレポジション:対象となる筋肉の起始と停止を近づけて弛緩させた状態
2. フックポジション:緩めた筋肉を圧迫し、長軸方向にけん引を加える
3. ストレッチポジション:フックした部分に近い関節を動かし、筋肉を伸長させる
これにより、硬くなっている筋肉を的確にストレッチをかけながら緩めることができます。
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